地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、加古川の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

加古川の地域情報サイト「まいぷれ」加古川市

地元民が語る加古川ネタ知っとう?

【まっすんの加古川探訪記】時代を超えた祈りの場――妙願寺の歴史をたどる

歴史好き、文化探訪好き、そして「なんとなく心が落ち着く場所を探している」あなたに届けたい、妙願寺の物語です。

【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。

【妙願寺】

【妙願寺】

こんにちは、ご当地ライターのまっすんです!

 

今回で、294記事目の掲載♪

 

「妙願寺」のご紹介!!

 

今回は、兵庫県加古川市にひっそりと佇む「妙願寺(みょうがんじ)を訪ねてきました。

 

このお寺、見た目はこぢんまりしているものの、その背景には戦国の世をくぐり抜け、自然災害を耐え抜いた500年以上の歴史が刻まれています。

 

歴史好き、文化探訪好き、そして「なんとなく心が落ち着く場所を探している」あなたに届けたい、妙願寺の物語です。

【妙願寺】

永正八年、妙願寺のはじまり


妙願寺の創建は、なんと永正八年(1511年)――今からおよそ500年以上も前のこと。

 

神部氏の重臣である「本願寺実如上人」に帰依した岩階善西によって始まったと伝えられています。

 

この時代、戦国の世のただ中。信仰の力にすがりながらも、数々の戦火や政変をくぐり抜けてきた歴史が、このお寺にしっかりと息づいています。

【妙願寺】

織田軍の襲撃、そして戦乱の時代へ


戦国時代後期、織田信長の重臣・羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)がこの地を治めていた頃、織田軍による播磨侵攻が激化。

 

妙願寺もその戦火に巻き込まれ、火災によって一度は全焼してしまいます。

 

このとき、周辺にあった石山本願寺(浄土真宗の重要な拠点)も織田軍と10年以上にわたる抗争を繰り広げており、信仰と政治が複雑に絡み合う時代背景が読み取れます。

【妙願寺】

加古川へ移転、そして復興


妙願寺は、織田軍に焼き払われたのち、加古川市内の程近い場所に再建されました。

 

しかし、その後も明治時代以降に洪水の被害を受け、新たな場所へと移転を繰り返します。

 

第二次大戦後の混乱、そして平成七年の阪神・淡路大震災では、旧本堂も大きな被害を受けました。

 

それでも、地域の人々の尽力によって再建が進み、現在の新本堂が建立されることになったのです。

 

「信仰の力」「地域の絆」が、今日の妙願寺を形づくっていると言えるでしょう。

【妙願寺】

石塔に刻まれた鎌倉時代の記憶


妙願寺を訪ねる中で、もうひとつ見逃せないのが境内に残る「石塔残欠(せきとうざんけつ)」です。

 

この石塔の銘文には「應永二年(1305年)」の年号が確認されており、なんと鎌倉時代にまでさかのぼる貴重な仏塔の一部だということがわかっています。

 

文字が刻まれた阿弥陀三尊の像や、その様式から考えても、約720年前に作られたものとされており、加古川市内でも数少ない中世の仏教文化を今に伝える文化財です。

 

まさに時を超えて残された「祈りのかたち」

訪れる人を静かに迎えてくれます。

【妙願寺】

浄土真宗本願寺派 高谷山 妙願寺


妙願寺は、現在、浄土真宗本願寺派(西本願寺)に属しており、山号は「高谷山(こうこくざん)」といいます。

 

宗派としては“お西さん”と親しまれる西本願寺の流れをくみ、阿弥陀如来を本尊とする教えを大切にしています。

 

本堂は白を基調とした静かな佇まいで、華美な装飾が少なく、訪れる人に安らぎを与えてくれる雰囲気が印象的でした。

 

取材時には地域の方々が庭の手入れをされており、「ここはお寺だけど、みんなの場所でもあるんです」と笑顔で話してくださいました。

【妙願寺】

まっすんの取材メモ:妙願寺のここが好き!


✔ 歴史を感じる石塔
石に刻まれた文字、仏像の輪郭…ひとつひとつに時代の重みがあります。中世の空気を感じられる場所って、そうそうないですよ!

 

✔ 地域に支えられてきた寺院

戦火、洪水、地震。幾度も試練を乗り越えてきた妙願寺。その背景には、地域の人たちの支えがありました。単なる歴史遺産ではなく、「生きているお寺」なんです。

 

✔ 心がすっと落ち着く空気
派手さはないけど、それが逆に良い。苔むした石畳や風に揺れる木々、手入れされた庭…。何も考えず、ただ「いる」だけで心が整う。そんな場所です。

 

 

最後に──妙願寺は「時を超える場所」
「妙願寺」を一言で表すなら、「時を超える祈りの場」だと私は思います。

 

500年以上にわたって人々の願いとともに在り続けたこの場所には、戦乱の時代も、災害の時も、変わらぬ“願い”が込められています。

 

たとえばそれは、「平和であってほしい」という願いかもしれませんし、「家族の健康を守ってほしい」といったささやかな祈りかもしれません。

現代に生きる私たちが立ち寄り、静かに手を合わせたくなる理由。それは、妙願寺が「過去」だけでなく、「今」と「未来」にも寄り添ってくれる場所だからだと感じました。

 

 

 

これからもまっすんは、加古川の魅力を掘り起こして皆さんにお届けします!

 

次回の「ご当地探訪記」もお楽しみに!!

 

 

(文・撮影:ご当地ライター まっすん)

 

※ 記事作成日 2025年5月19日

▼ 「加古川市」が紹介されている動画はこちらから!! ▼

《 下記のポイントは要チェック 》

 

1.  創建は永正八年(1511年)!戦国の歴史にふれるべし!
2.  鎌倉時代の石塔残欠は必見べし!

3.  災害を乗り越えて今に続く地域の誇りを感じるべし!

4.  「静寂」と「安心」が心に染みる境内で癒されるべし!

5.  “過去・現在・未来”をつなぐ祈りの場所として訪れるべし!

【ご当地ライターまっすん】

【加古川ご当地ライター まっすん(増田真人)のプロフィール】

 

高校まで加古川で生まれ育ち、大学は東大阪の近畿大学でしたが、通っておりましたので約20年ぐらい加古川で生まれ育ちました。20から30代前半までは、大阪・神戸で仕事しておりましたが、2012年から加古川駅前に「会員制レンタルオフィス~エリンサーブ~」の立ち上げに関わり、現在は起業支援の仕事をしながら、10個の仕事をこなすパラレルワーカーとして活動しております。

▼ まっすん(増田真人)のフェイスブックはこちら!!
▼ 加古川図書館近くで運営しているちいさな駄菓子屋さんはこちら!!
▼ 増田兄弟がやっている加古川の出張撮影サービスはこちら!!
▼ 加古川の苔屋さんはこちら
▼ 加古川でスマホ教室もやってます♪

 

※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

人気のキーワード