地元民が語る加古川ネタ知っとう?
田園風景の先に現れる圧巻の石垣!700年以上の歴史を今に伝える平荘町の古刹
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力を発信していくコーナーです。
【地蔵寺】
【地蔵寺】
こんにちは!
ご当地ライターのまっすんです!
今回訪れたのは、加古川市平荘町池尻にある「地蔵寺」です。
平荘町の田園風景を進んでいくと、「曹洞宗 地蔵寺参道」と刻まれた石柱を発見!
ここから参道を進んでいきます。
周囲には田畑が広がり、その向こうには緑の山々。
まちなかとは少し違った、のどかな加古川の風景を楽しみながら歩ける場所です。
ところが、お寺へ近づいていくと景色が一変!
「えっ、お城!?」思わずそう言いたくなるような光景が待っていました。
【地蔵寺】
■ まるでお城!?圧巻の石垣
地蔵寺で最初に驚いたのが、境内を支える大きな石垣です。
山の斜面に沿うように石が積み上げられ、その上には白い塀と寺院の屋根。
下から見上げると、まるで城郭のような迫力があります!
写真では私も一緒に写ってみましたが、人と比較するとその大きさがよくわかります。
田園風景の中を歩いてきた直後だからこそ、この石垣の存在感にはびっくり。
地蔵寺を訪れたら、境内だけではなく、ぜひ下から石垣を見上げてみてください!
二体の仁王像がお出迎え!
石段を上っていくと、次に現れるのが立派な山門です。
さらに目を引くのが、門の左右を守る二体の仁王像!
力強い表情や体の造形は迫力満点です。
仁王像の間に建つ木造の山門も年月を感じさせる佇まい。
青空を背景に見上げると、仁王像、山門、瓦屋根が一体となった景観に思わずカメラを向けたくなります。
参道から石垣、そして仁王像へ。
短い距離の中で次々と景色が変化するのも、地蔵寺を歩く面白さです。
【地蔵寺】
■ 「寿命山」の扁額を掲げる本堂
山門をくぐった先には、堂々とした本堂があります。
白壁と黒い木材、そして大きな瓦屋根。
正面には、「寿命山」と書かれた大きな扁額が掲げられています。
地蔵寺は曹洞宗のお寺です。
境内には本堂だけでなく鐘楼や木造の渡り廊下などもあり、建築を眺めながらゆっくり歩くのもおすすめです。
私が気になったのは、境内の「水のある風景」。
大きな甕には水が張られ、水面には緑の葉が浮かんでいました。
庭園にも石や植物、水辺が取り入れられています。
苔や自然を追いかけている私としては、こういう場所を見つけると、ついつい足が止まってしまいます(笑)。
【地蔵寺】
■ 実はすごい!鎌倉時代の文化財
そして今回、ぜひ知ってほしいのが境内に残されている石造文化財です。
現地には加古川市教育委員会による説明板があり、
「胎蔵界大日一尊種子板碑及び地蔵立像」
が加古川市指定文化財として紹介されています。
刻まれている銘は、なんと弘安4年(1281年)4月廿日。
700年以上前、鎌倉時代につくられたものです。
長い年月によって表面は風化していますが、現在も地蔵立像などを確認することができます。
700年以上前の人々がつくったものを、2026年の私たちが同じ場所で見ている。
そう考えると、目の前の石が急に特別な存在に見えてきます。
【地蔵寺】
■ さらに昔へ!古墳の石棺を再利用
さらに驚いたのが、この石造文化財に使われている石そのものです。
現地の説明板によると、板碑および地蔵立像には、古墳の組合式石棺の側石が再利用されているとのこと。
つまり、古墳時代 → 鎌倉時代 → 現代と、一つの石が時代を越えて受け継がれてきたことになります。
これは面白い!
何気なく置かれているように見える石造物にも、実は加古川の長い歴史が刻まれているんですね。
周辺にはほかにも複数の石仏が並び、長い年月を感じさせる風化や石の表情を見ることができます。
説明板を読んでから改めて石仏を見ると、最初に見たときとは印象が変わりました。
【地蔵寺】
■ 地蔵寺で「平荘の時間」を感じてみよう!
今回の地蔵寺取材で印象に残ったのは、見どころの多さです。
田園風景の中を歩き、大きな石垣を見上げ、仁王像に迎えられて山門をくぐる。
その先には「寿命山」の扁額を掲げた本堂や鐘楼、庭園があり、さらに鎌倉時代の文化財まで残されています。
特に、古墳の石棺として使われた石が別の時代に再利用され、現在まで残っているという歴史には驚きました。
加古川には、まだまだ知らない場所があります。
普段なら通り過ぎてしまう道を少し歩いてみる。
気になる石柱の先へ進んでみる。
そして、現地の説明板を読んでみる。
それだけで、何百年、時には千年以上前につながる地域の物語に出会えることがあります。
「加古川に、こんな場所があったんや!」
今回も、そんな発見のある取材になりました!
平荘町を訪れた際には、田園風景とともに、地蔵寺に残された長い歴史を感じてみてくださいね。
ご当地ライターまっすんでした!!
【 記事作成日 2026年9月18日 】
▼ 「加古川市」が紹介されている動画はこちらから!! ▼
《 下記のポイントは要チェック 》
1. 「曹洞宗 地蔵寺参道」の石柱から田園風景を歩くべし!
2. お城のような迫力を感じる大きな石垣を見上げるべし!
3. 山門を守る二体の仁王像をじっくり見るべし!
4. 「寿命山」の本堂や鐘楼、庭園をゆっくり巡るべし!
5. 弘安4年(1281年)の文化財を見て700年以上の歴史を感じるべし!

【ご当地ライターまっすん】
【加古川ご当地ライター まっすん(増田真人)プロフィール】
高校まで加古川で育ち、大学は東大阪の近畿大学へ進学。人生の約20年間を加古川で過ごしました。
20代から30代前半にかけては大阪・神戸で勤務し、ビジネス経験を積んだ後、2012年より加古川駅前にて「会員制レンタルオフィス ~エリンサーブ~」の立ち上げに参画。
現在は起業支援を軸に活動しながら、複数の事業を同時に展開する“パラレルワーカー”として、地域に根ざした仕事づくりに取り組んでいます。
ご当地ライターとしては、加古川の魅力や人・場所・文化を発信し、地域と人をつなぐ役割を担っています。
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※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。

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