こんにちは。

加古川市野口町の浜屋鍼灸院です。

今回の相談は、「逆流性食道炎」です



【加古川逆流性食道炎のご相談】

逆流性食道炎と診断され、二ヶ月経とうとしています。
が、全く良くならないどころかどんどん悪くなっています。
現在服薬治療中です。

内視鏡検査、組織検査もしていただいたので、診察に
問題があったとは考えにくいのですが、こんなにも治らないものか、と困っています。

他の記事で、高齢の方が長期間悩まれているのはよく目にしますが、当方20代前半です。

逆流性食道炎は、そもそもこんなに治らないものなのでしょうか？
薬を飲んでも改善の兆しが見えず不安で質問させていただきました。
そろそろちゃんとしたご飯が食べたいです。



【回答】

逆流性食道炎とは食道と胃のつなぎ目がゆるみ、
胃内に入った食物や胃液が食道に
逆流してくることにより様々な症状を呈する疾患です。

食事の欧米化が進み脂肪分の多い食事を
するようになったことやピロリ菌感染率の
低下により胃液の分泌量が増加することが
逆流性食道炎の一因とされています。

さらに、加齢とともに
食道と胃のつなぎ目にある
逆流を防止する筋肉（括約筋）がゆるみ
逆流防止のための機能が低下することや、
食道裂孔ヘルニアと呼ばれる
胃が胸に脱出する状態になっている方が
増加することで逆流を起こしやすい状態に
なっている方が増えていることも原因と考えられています。

この逆流性食道炎の最も
多い症状は胸焼けと呑酸です。

胸焼けはみぞおちのあたりが痛んだり、
胸が焼けるというような感じを
自覚される方が多くおられます。

東洋医学では、
肝と胃の働きに問題があると考えます。

胃は飲食物を下に送る働きが正常です。
それが逆流してくる状態は、「胃気上逆」といいます。

このような状態になるのは、多くは肝の働きが関係してきます。

肝は、「酸を主る」「筋を主る」「上に昇る性質」があり、
胃酸過多や括約筋の緩み。胃酸の逆流などと関係が深いのです。

つまり、肝の働きが正常でない為に、
胃へ影響を及ぼしていると考えて治療します。

当院では、胃酸を抑えるツボ。
肝の働きを整えるツボを使って、治療していきます。



もちろん、食事内容も大切で、アルコール、油ものや辛い物、甘い物などは控えていく必要がありますし、ストレスを溜めすぎないようにする工夫も必要になります。


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