こんにちは。

加古川市野口町の浜屋鍼灸院です。

今回の相談は、「腱鞘炎」です



【加古川腱鞘炎のご相談】

腱鞘炎について教えて下さい。

何ヶ月か前からちょっとした時に
親指の付け根辺りが痛く感じることはありましたが、
治るだろうと放置していました。

先週土曜日くらいから急に右の親指の付け根が痛くなり、
日曜日の朝には親指を曲げ伸ばしする時にカックンと引っかかるようになりました。

そして、ペットボトルの蓋も開けられなくなるくらい痛くなってしまいました。
整形外科では、親指の付け根にステロイド注射をしていただきました。

あとは、安静にしていること、と言われたので、
とりあえず今日は仕事は休ませていただきましたが、
右手の親指なので、使わない訳にはいかず、
湿布も手洗いするたびに張り替えたりかなり大変なことがわかりました。

仕事は、事務ですのでパソコンや文字を
書くことも多いですので、右の親指はかなり使います。




【回答】

腱鞘炎は基本的には使い過ぎが原因で
腱が太くなり腱鞘での摩擦がキツクなり炎症を起こします。

その後に太くなった腱が引っ掛かるようになり、
「弾発指（ばね指）」になることもあります。

東洋医学では肝臓と関係があると診ます。
これは、古典に「肝は筋を主る」とあり、
筋肉や腱のトラブルは肝の働きが関係すると記載されています。

ですので、局所の治療だけでなく、
肝の働きを強化する必要があります。

当院は、全体的な治療として
肝のツボを使って全身的に調整します。

また、背中にある膈兪という
ツボの周辺に反応点（コリなど）にお灸を沢山します。

局所的な治療としては、
該当する指の末端に刺絡（少し血を抜く）をします。

または、傷んでいる腱を探りお灸をします。

この治療である程度楽になりますが、
腱鞘炎は治りにくいものなので根気よく治療をする必要があります。



■　浜屋鍼灸院の公式ページはこちら！！