こんにちは。

加古川市野口町の浜屋鍼灸院です。

今回の相談は、「頚椎症」です



【加古川頚椎症のご相談】

頸椎症性神経根症になり、肩から腕の激しい痛みがあり、二ヶ月服薬と牽引、ストレッチで治り、２か月後、再発しました。コロナで自炊やスマホが増えたせいかなとも思うのですが（キッチンが少し低い）、今度は前回よ

り親指と特に人差し指の痺れが強いです。安静にとありますが、じっとしてるとつらく、動いてるほうが紛れます。やっぱり安静にしてたほうがいいでしょうか？




【回答】

年齢が進むと（40-50歳代以降）、
椎間板や頚椎が少しずつ変形し、
脊柱管の中に含まれている脊髄や神経根が
次第に圧迫されるようになってきます。

これが頚椎症と呼ばれるものです。

一側の上肢の特定の部分に「しびれ」や鈍痛が出現します。
また、両手の「しびれ」がみられたり、
両手を使った細かい動作
（箸を使う動作・ボタンをかける動作・
ページをめくる動作など：いわゆる巧緻運動）が
徐々に出来にくくなったり、
両足が足先から段々と「しびれ」てきたり、
歩行がなんとなく不自由になるなどの症状が出現します。

時には、道で転倒するなどの
比較的軽い外傷にもかかわらず、
外傷後に急激に四肢麻痺などの
極めて重い症状が出現することもあります。

基本的には、頸椎周囲の筋肉や
靭帯、腱などが過緊張を起こしていますで、
それを緩めるようにします。

筋や腱、靭帯の過緊張があると、
関節の動きも制限されますし、
緊張している状態を無理に
引き延ばすようなことをすると
激しい痛みが出るので痛みが
激しい場合は無理に動かさない方が無難です。

脊髄が圧迫されている場合、
程度にもよりますが手術が必要なこともあるでしょう。

神経根の圧迫の場合は、
上記に書いたように頸椎周辺の
筋・腱・靭帯などを緩めるようにします。

当院の場合は頚部だけでなく、
上肢や下肢の筋肉の緊張もとるようにします。

その後に、頚部の筋肉を緩める
「JAA（joint　adjust　acupuncture)」という鍼をします。

これにより、大半の方は症状が軽減します。

これに加え、特殊鍼の巨鍼を加えることもあります。



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