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行政書士開業に必要なもの完全ガイド|資格取得後から事務所・備品・集客まで徹底解説
行政書士試験に合格したあと、
「行政書士として開業するには何が必要なの?」
「自宅でも行政書士事務所を開業できる?」
「パソコンやプリンターはどこまで準備すればいい?」
「開業資金はいくらくらい考えておけばいい?」
と疑問に思う方は多いのではないでしょうか。
行政書士は、比較的少ない設備からスタートできる士業の一つです。
しかし、行政書士試験に合格しただけで、すぐに「行政書士」として営業を開始できるわけではありません。
日本行政書士会連合会の行政書士名簿への登録、都道府県行政書士会への入会、行政書士事務所の準備など、開業前にクリアしておかなければならない手続きがあります。
さらに、本当に行政書士として仕事を続けていくためには、パソコンやプリンターといった設備だけでなく、
なども準備しておくことが重要です。
この記事では、「行政書士開業 必要なもの」をテーマに、行政書士として独立開業を考えている方に向けて、開業前に準備したいものをまとめて解説します。
1.行政書士試験合格=すぐ開業できるわけではない
まず押さえておきたいのが、行政書士試験に合格しただけでは行政書士として業務を開始できないという点です。
行政書士となる資格を持つ人が実際に行政書士として活動するためには、日本行政書士会連合会が備える「行政書士名簿」への登録が必要です。
登録申請は、行政書士事務所を設置しようとする都道府県の行政書士会を通じて行います。
また、行政書士名簿への登録とあわせて、その都道府県行政書士会へ入会することになります。
つまり、大まかな流れとしては、
行政書士試験合格
↓
開業する地域を決める
↓
行政書士事務所を決める
↓
必要書類を準備する
↓
都道府県行政書士会を通して登録申請
↓
行政書士会への入会
↓
登録完了
↓
行政書士として開業
というイメージになります。
行政書士法上も、行政書士として業務を行うための事務所を設けることが定められています。
したがって、行政書士開業では「資格」と「事務所」の両方が重要になります。
2.行政書士登録に必要となる主な書類
日本行政書士会連合会が案内している新規登録手続きでは、主な書類として次のようなものがあります。
条件によっては、
などが必要になる場合もあります。
さらに、各都道府県行政書士会によって必要書類や必要部数などが異なる場合があります。
そのため、
「ネットの記事に書いてあった書類だけ準備すれば大丈夫」
とは考えず、実際に開業する都道府県行政書士会の最新情報を確認してください。
3.行政書士事務所を準備する
行政書士開業で非常に重要なのが事務所です。
行政書士法では、行政書士はその業務を行うための事務所を設けなければならないとされています。
事務所の選択肢としては、
自宅事務所
自宅の一室などを行政書士事務所として利用する方法です。
固定費を抑えやすいため、開業当初の選択肢として検討しやすいでしょう。
ただし、居住スペースとの区分や守秘義務への対応、来客への対応などを考える必要があります。
賃貸物件の場合には、事務所利用が認められているかどうかも確認しておきましょう。
賃貸オフィス
事務所専用の物件を借りる方法です。
顧客との面談を行いやすく、事務所としての独立性を確保しやすい反面、毎月の家賃や保証金、光熱費などが発生します。
開業当初から固定費を大きくしすぎないことも重要です。
共同・合同事務所
他の行政書士や他士業などと同じ場所を利用する方法も考えられます。
ただし、事務所としての独立性などについて確認が必要になる可能性があります。
事務所形態によって必要な書類も変わりますので、申請前に所属予定の行政書士会へ確認しましょう。
4.事務所名を決める
行政書士事務所には名称が必要です。
たとえば、
「〇〇行政書士事務所」
「行政書士〇〇法務事務所」
などです。
名称は今後、
など、あらゆる場所で使用することになります。
そのため単純に「格好いい名前」を考えるだけではなく、マーケティングの視点も持って決めることをおすすめします。
日本行政書士会連合会では事務所名称に関する指針を設けており、同一都道府県内の事務所名称について確認できる仕組みも用意されています。
名称を決定する前に確認しておきましょう。
5.行政書士開業に必要なパソコン
現在の行政書士業務では、パソコンは事実上の必須設備と考えてよいでしょう。
行政書士の仕事では、
など、多くの作業をパソコンで行います。
高性能な動画編集用パソコンまで用意する必要はありませんが、仕事で毎日使用するものなので、極端に安い機種を選ぶと作業効率が低下する可能性があります。
特に複数のPDFやブラウザ、Word・Excel系ソフトなどを同時に開いても快適に動作する環境を用意しておくと便利です。
また、パソコンが故障した場合に業務が完全に停止しないよう、バックアップ環境についても考えておきましょう。
6.プリンター・スキャナー
行政書士は書類を扱う仕事です。
電子化が進んでいるとはいえ、紙の書類が完全になくなったわけではありません。
そのため、
を備えた複合機があると便利です。
開業直後で印刷枚数が少ないのであれば、小型の複合機から始める方法もあります。
業務量が増えてきた段階で、より高速なレーザー複合機などへ切り替える方法もあるでしょう。
ポイントは、開業時から必要以上に設備投資しないことです。
7.電話番号とインターネット環境
行政書士として開業するのであれば、顧客から問い合わせを受ける環境が必要です。
最低限、
は用意しておきたいところです。
プライベートの携帯電話番号をそのまま公開することに抵抗がある場合は、仕事専用スマートフォンや電話サービスなどを利用する方法があります。
また、行政書士は顧客の重要な情報を取り扱います。
無料Wi-Fiなどに依存するのではなく、安定性とセキュリティを考慮した通信環境を用意しましょう。
8.行政書士用のメールアドレス
メールアドレスも開業前に準備しておきましょう。
できればホームページ用の独自ドメインを取得し、
info@〇〇.com
など、事務所専用メールアドレスを作成すると事業者としての印象を整えやすくなります。
顧客からすると、行政書士に依頼する仕事には重要な個人情報や会社情報が含まれることがあります。
「この事務所に任せても大丈夫そうだ」
と思ってもらえる環境づくりも重要です。
9.名刺
行政書士の営業では名刺を使用する機会が多くあります。
開業したら、
「行政書士になりました」
と待っているだけでは仕事は増えません。
地域の事業者、経営者、他士業、金融機関、各種団体などとのつながりを増やしていくことも重要になります。
名刺には、
などを分かりやすく記載します。
QRコードからホームページへ誘導する方法も有効です。
10.ホームページ
これから行政書士として開業するのであれば、ホームページは重要な営業ツールになります。
行政書士を探している人の多くは、
「行政書士+地域名」
「相続+行政書士+地域名」
「建設業許可+行政書士+地域名」
「外国人ビザ+行政書士+地域名」
など、具体的な悩みを検索する可能性があります。
その検索結果から自分の行政書士事務所を知ってもらうためには、ホームページやブログによる情報発信が有効です。
ホームページには最低限、
などを掲載しておきましょう。
11.どの行政書士業務を専門にするか決める
開業前にぜひ考えてほしいのが「専門分野」です。
行政書士の業務範囲は非常に広く、
など、さまざまな分野があります。
開業直後に、
「行政書士業務なら何でもやります」
と考えてしまう人もいるでしょう。
しかし集客の観点から考えると、得意分野が明確な方が顧客から選ばれやすくなる場合があります。
たとえば、
「〇〇市の建設業許可に強い行政書士」
「外国人雇用・在留資格をサポートする行政書士」
など、誰のどんな問題を解決する行政書士なのかを明確にします。
12.料金表を作成する
開業前には料金についても決めておきましょう。
競合事務所の料金だけを見て、
「とにかく安くすれば依頼が来る」
と考えるのはおすすめできません。
行政書士業務では、
など、多くの時間が発生します。
単純な書類作成時間だけではなく、案件全体にかかる時間と経費を考えて価格を設定しましょう。
13.会計ソフトと銀行口座
独立開業すると、自分で事業のお金を管理する必要があります。
そこで、
などを用意しておくと便利です。
プライベートのお金と事業のお金を最初から分けておくことで、経理処理が分かりやすくなります。
また、インボイス制度への対応が必要かどうかについても、自分の顧客層や売上見込みなどを踏まえて検討しましょう。
14.業務管理・顧客管理の仕組み
行政書士として案件が増えてくると、
「誰から何を預かっているのか」
「いつまでに申請するのか」
「不足書類は何か」
「入金済みなのか」
といった情報管理が重要になります。
開業当初から、
受付
↓
見積
↓
契約
↓
必要書類回収
↓
書類作成
↓
確認
↓
申請
↓
完了
↓
請求・入金
↓
保管
という一連の業務フローを作っておきましょう。
行政書士法では業務に関する帳簿を備えることも定められています。
単なる営業管理だけではなく、法令や所属行政書士会のルールに沿った業務管理体制を構築することが必要です。
15.セキュリティ対策
行政書士は重要な個人情報を取り扱います。
たとえば、
などです。
そのため、
「小さな個人事務所だからセキュリティは後回し」
という考え方は危険です。
パソコンのパスワード設定、バックアップ、ウイルス・マルウェア対策、クラウドサービスの二段階認証、書類保管場所などを開業時から整えておきましょう。
16.開業資金はいくら必要?
行政書士の開業資金は、事務所をどのように用意するかによって大きく変わります。
自宅開業であれば家賃負担を抑えられる一方、賃貸オフィスの場合は、
などの費用が発生します。
さらに行政書士登録や行政書士会への入会にも費用が必要です。
登録・入会関係の金額は所属する都道府県行政書士会によって異なるため、必ず開業予定地域の行政書士会で最新情報を確認してください。
17.行政書士開業で最も重要なのは「仕事を取る仕組み」
資格を取得し、事務所を用意して、パソコンを購入する。
ここまで準備すると「行政書士として仕事が始まる」と考えがちです。
しかし、独立開業で本当に重要なのは、その後です。
行政書士事務所を開設しただけでは、自動的に依頼が入ってくるわけではありません。
そこで開業準備と同時に、
など、自分に合った集客経路を作っていく必要があります。
特にWeb集客では、ホームページを一度作って終わりではありません。
「〇〇市 建設業許可 行政書士」
「〇〇市 相続 行政書士」
など、自分が獲得したい顧客が検索するキーワードから逆算して記事を増やしていくことが重要です。
18.行政書士開業前チェックリスト
最後に、開業準備を整理してみましょう。
【登録関係】
□ 行政書士となる資格の確認
□ 都道府県行政書士会への確認
□ 登録申請書類の準備
□ 住民票等の取得
□ 顔写真の準備
□ 登録・入会費用の準備
【事務所】
□ 事務所を決める
□ 事務所名称を決める
□ デスク・椅子
□ 書類保管場所
□ 来客スペース
□ 表札・看板等の確認
【IT・設備】
□ パソコン
□ プリンター・スキャナー
□ インターネット
□ 電話
□ メールアドレス
□ データバックアップ
□ セキュリティ対策
【経営】
□ 専門業務を決める
□ ターゲット顧客を決める
□ 料金表を作る
□ 事業用口座を用意する
□ 会計環境を整える
□ 顧客・案件管理方法を決める
【集客】
□ 名刺
□ ホームページ
□ ブログ
□ SNS
□ 問い合わせフォーム
□ 紹介ルート
□ 地域での営業活動
このように整理すると、行政書士開業とは「資格登録」だけではなく、小さな事業を一つ立ち上げることだと分かります。
19.行政書士開業は「資格取得後の準備」で差がつく
行政書士として独立するためには、行政書士登録、行政書士会への入会、事務所の確保など、一定の準備が必要です。
しかし、本当のスタートは登録が終わってからです。
どんな業務を専門にするのか。
誰を顧客にするのか。
どこから問い合わせを獲得するのか。
どのくらいの料金を設定するのか。
毎月いくら売上を作るのか。
こうした「経営」の部分まで開業前から考えておくことで、スタート後の動きが大きく変わります。
行政書士は国家資格ですが、独立開業すれば同時に一人の経営者になります。
「資格を取ったから開業する」のではなく、
資格 × 専門性 × 営業 × 集客 × 経営
までを一つのセットとして考えて準備を進めることが重要です。
行政書士として独立開業を目指す方へ
「行政書士として開業したいけれど、具体的に何から始めればいいか分からない」
「資格取得後、どうやって仕事につなげればいい?」
「事務所づくりや集客まで含めて開業方法を勉強したい」
という方は、開業前に実務や経営について体系的に学んでおくのも一つの方法です。
行政書士開業では、登録手続だけではなく、業務の進め方、顧客獲得、事務所経営など幅広い知識が必要になります。
これから行政書士として独立を検討している方は、以下の案内も参考にしてみてください。
▼ 行政書士の開業・実務について詳しく見る
https://www.infotop.jp/click.php?aid=85568&iid=41435
※教材・サービスを申し込む場合は、内容・料金・返金条件・サポート範囲などを公式販売ページで確認したうえで、ご自身の判断で利用してください。
まとめ|行政書士開業に必要なものを早めに準備しよう
行政書士開業に必要なものは、大きく分けると、
1.行政書士登録・行政書士会への入会
2.行政書士事務所
3.パソコン・複合機などの設備
4.電話・メール・インターネット環境
5.名刺・ホームページなどの営業ツール
6.会計・顧客・案件管理の仕組み
7.専門分野と集客戦略
です。
行政書士として長く事業を続けるためには、「開業するために必要なもの」と「開業後に仕事を獲得するために必要なもの」の両方を準備することがポイントです。
まずは自分が開業する都道府県の行政書士会で最新の登録要件を確認し、事務所・設備・資金・専門分野・集客方法を一つずつ具体化していきましょう。
▼ 行政書士として独立・開業を目指す方はこちら
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会員様のご利用時間は、土・日曜、祝日含む毎日利用可能です。
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