地元民が語る加古川ネタ知っとう?
約500本のドウダンツツジで有名な「永昌(禅)寺」を取材してまいりました~!!
永昌禅寺は兵庫県加古川市にある臨済宗妙心寺派のお寺になります。16世紀初頭の室町時代の永正年間(1504年~1520年)に、三木の別所氏によって創建されたとされている。
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
【本堂】
ども、加古川ご当地ライターのまっすんです。
今回で、206記事目の掲載記事!
ドウダンツツジで有名な「永昌(禅)寺」を取材してまいりました!
ネットニュースでたまたま見かけてお寺の存在を知ったのですが、加古川ではそこそこの有名スポットにも関わらず、今までいっていなかったのが不思議なくらいです。
こちらが本堂の建物ですが、立派なお寺ですね♪
【石碑】
世間は、秋も深まり紅葉シーズンですね。日本の秋は本当に美しい!こちらのお寺も真っ赤なドウダンツツジで有名なお寺になります。
入り口の石碑には、「金城山 永昌禅寺」と書いてあります。
臨済宗妙心寺派の禅寺のようですね。
早速中をみていきましょう!!
【花】
入り口をはいると、右手に、こんなハイセンスな石のオブジェがありました。
お花が散りばめられていてとても綺麗です。お寺を管理されている方の感性が素晴らしい!!
【メダカ】
お寺の敷地内を散策してみると、たくさんこんなプラスチックの桶のようなものが並んでいまして、中には水辺の植物や、メダカなどが飼ってありました。
見ているだけで、本当に癒やされます♪
【説明看板】
こちらのお寺の説明看板が立っていたので、ご紹介させていただきます。
【 永昌寺縁起 】
■ 永昌寺について
山号を金城山、寺号を永昌寺と称す。 臨済宗の禅寺で、本山は京都花圓の正法山妙心寺である。 四派は東海派で宿坊は海福院。 兵庫教区第三部に属す。 本尊仏として薬師如来。左右に地蔵菩薩像、毘沙門天像、弁財天像、聖観音像をお祀りしている。境内には地蔵堂、慈母観音像がある。
開基は別所公御兄弟。開山は真桂禅師。永正元年(一五〇四)に創建の五百年以上歴史がある御寺です。 人々の厚い信仰に支えられ栄えてきた山も火災により焼失したが、その後寛政六年(一七九四) に木堂和尚により本堂を新築、昭和五十二年(一九七七)に節堂和尚により現本堂を完成し、平成八年(一九九六) 丈道和尚によって位牌堂を新築した。
寺紋は、左三つ巴 (別所公の紋) 備前揚羽(池田公の紋)。
■ 永昌寺創建
永昌寺は永正元年(一五〇四) 甲子九月、三木城主別所紀伊守則定 (村盛)と弟、別所大和守村重兄弟の発願により真桂禅師を開山に請じ創建されたと伝承されている。創建された当時の場所は、現在の場所から東の斜面を少し上がった所のようであるが定かでない。現在では神野団地の造成により地形は大きく変貌していてその痕跡を想像することすらできない。創建された当時の建物は六坪程度の建物であったと云われていて、草庵程度の建物であったと推定される。真桂禅師の経歴については判らないがこの村にはじめて獅子舞の技を伝えた人であるとも云われている。
■ 別所氏抄
三木城主別所氏は村上天皇の流れを汲む村上源氏より分家して加茂、神崎、多賀郡で二万貫を領した赤松頼清が加西郡別所村に住居以降別所氏を称するようになった。別所氏中興の祖、別所則治が東播八郡、二十四万石を領し、明応元年(一四九二) 地の利のよい三木城を再築し釜山城と名付け居城としている。 永昌寺の創建を発願した三木城主別所紀伊守則定 (村盛)は則治の子で幼名孫一郎また孫次郎ともいい村盛という。父に劣らぬ知謀の将として、武芸を大いに奨励して将兵の意気を高め城下町の整備に励んだと伝えられている。 別所氏がなぜ、 下西条村に永昌寺を建立したのか、その事由はわからない。政治的な目的によるものか、また戦略的な配慮からか或いは百数十年の昔の建武三年(一三三六) 宗家の赤松則村が下西条村に紫鳳山法雲禅寺を建立したと伝えられる事によるものなのか、謎である。
■ 永昌寺建立
「村上源姓赤松党別所氏系図」には永正十七年(一五二〇) 戦没した村重の弟、別所中務成治が、兄の菩提のため加古郡下西条に金城山永昌寺を建立したと記述されている。兄村重の回向と共に関係者の追善供養が行われた事であろう。どのような建物なのか不明であるが、この時に永正元年に建てられた場所から現在の地点へ移転したと考えられる。また寺院風の建物が建立されたと推察される。山号の金城山は三木城の釜山城をもじって、また寺号の永昌寺は永正の年号から永昌の好字を使用して永く盛えるようの意味で命名されたことであろう。
令和元年十一月吉日
誠堂代
【張り紙】
実は、取材で伺ったのが、ちょっとタイミングが悪く、拝観の期間が一週間ぐらいだったのですが、最終日の終了時間を1時間過ぎて、夕方伺ったので、すでに終了の張り紙がされていました。
しかし、この張り紙をみていると、お寺の関係者の方がまっすんに話しかけていただき、中の拝観は無理でしたが、ドウダンツツジが見える場所を教えていただけました!!感謝!!
【ドウダンツツジ1】
右手の奥にある墓地の方に回ると、左手に赤く染まるスポットを発見しました。
遠目にみても綺麗ですね。右手の赤い木は、もみじが植えられているとのことでした。
早速、近寄ってみてみましょう♪
【ドウダンツツジ2】
ちょうど、本堂の裏手に500本近くのドウダンツツジが植えられており、紅葉の時期に拝観期間をもうけられていて、公開されはじめて30年ぐらいの歴史があるようです。
本堂のお庭からみると、とても綺麗なスポットのようです。
【もみじ】
今回は、1週間の拝観期間を見逃してしまいましたが、来年は必ず、期間にいきたいと思います。そんな思いをいだきながら、敷地内の紅葉の前で写真をワンショット!!
次回の加古川取材をお楽しみに~♪
以上、ご当地ライターのまっすんでした~!!
(現地取材日:2022年11月25日)
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《 下記のポイントは要チェック 》
1. ドウダンツツジの紅葉を楽しむべし!!
2. 毎年の拝観期間は多少変わるので要チェック!!
3. お寺の敷地内も楽しむべし!!
4. 日本の四季に、感謝すべし!!
5. 説明看板をみて、お寺のルーツを知るべし!!
【増田兄弟・兄まっすん】 ※ 写真は30代前半!!(笑)