地元民が語る加古川ネタ知っとう?
加古川にかかる水管橋の近くにある「権現神社」を取材してまいりました~!!
戦国時代の構居(豪族の館を防御施設にしていたもの)跡にあたる神社になります。
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
【水管橋】
【神社看板】
神社の入り口に、この神社の説明看板がたててありました。
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権現神社
(中津構居跡)
戦国時代の構居(豪族の館を防御施設にしていたもの)跡で 、構守梶原十右衛門(冬庵)は、秀吉の神吉城(東神吉神吉)攻めの時に討死した。敷地内には、天和2年(1682)の銘が記された花崗岩製の灯篭がある。
中津町内会
氷丘まちづくり実行委員会
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気になって、「権現」調べたところ、このようにありました。権現(ごんげん)は、日本の神の神号の一つ。日本の神々を仏教の仏や菩薩が仮の姿で現れたものとする本地垂迹思想による神号である。有名なのが、加古川に権現ダムがありますが、こちらも以前取材いたしました♪紅葉に色づく木々に囲まれた「権現ダム」を散策してまいりました♪♪ 【石仏】
神社の横には、ものすごく歴史が古い「中津の石仏」が鎮座しております。
このあたりの地域が中津っていう地名になります。
石仏に赤い前掛けがかけられているのがみえますね。
【石仏看板】
横に立っている説明用の看板もかなり風化しており、まっすん凝視しながら、解読した文章がこちら!!
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中津 石仏
この石仏は、石棺枚に彫られた石仏と思われる。風化が激しく像容も定かではないが、阿弥陀如来坐像を刻んだものであろう。
河の増水により、風化が一層進んだものと思われる。造られた年代も室町時代中期までと考えられる。
なお、横の頭が、三角帽子で下に二段の切り込みがある板碑も、相当古いものと思われ、おそらく室町中期以前の造立と考えられる。
平成二年六月
加古川市教育委員会
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室町時代の歴史があり、かなり古いものですね。
【正門】
石仏を跡目に、正門がこちら!!
石仏の歴史がとても古かったので、中に入るのがとてもワクワクします♪
この神社、説明看板がたくさんたっているので、とても勉強になります。地域の人で守られていることもわかりますね。
正門の左右にも次のような看板がたっていました。
【中津溝居跡】
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中津構居跡
播磨鑑 (宝暦二年)に
梶原冬庵古城跡 大野郷在中津村 今豊家ノ居屋敷ト成
鎌倉権五郎景政ノ末葉天正年中秀吉 為二神吉ノ城二於テ討死ス
とあり、播州古城記には
中津城 中津村 鎌倉権五郎景政の末葉 梶原十右衛門の居城他天正中神吉式部貞範に従ひて討死すと記録されている。
平成三年三月
加古川市教育委員会
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神社が城跡であるところは、加古川にも結構ありますが、こちらは、「構居跡」のようですね。「構居跡」のお寺以前にまっすん取材したのを思い出しました!!三木合戦の頃、尾上構居跡だった「長田寺(ちょうでんじ)」を取材してまいりました! 【御神木】
やはり歴史の古い神社ということもあって、立派なご神木が立っておりました!
周りはしっかりと囲われ、前には大切にしてくださいと書かれた看板がたててありました。
もちろん、ご神木に悪戯をすると、罰が当たりますね。
【本殿】
こちらが、本殿の近くによって撮影した写真で、神社の名前が書かれた額が、木堀りのつくりでとても立派ですね。
由緒正しい神社であることが伝わってきますね。
それもそのはず、ここに祀られている神様がなんともすごい神様ばかりでした。
【中津ごんげんさん】
こちらをご確認ください!
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中津ごんげんさん
このお宮は熊野神社若一王子権現といいます。
祭神には
国常立命(くにとこたちのみこと)天照大神の別名
伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
伊邪那美命(いざなみのみこと)
以上の三神がまつられています。
建てられたのは寛政六年 西暦一七九四年で今から約二百年くらい前と思われます。
中津構居址(構守梶原十右衛門)で郷土の文化財に指定されています。
平成二十五年五月
中津町内会
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国生みの神様が祀られた神社ということで、「中津ごんげんさん」と呼ばれ、地域の人に親しまれているようですね。
次回の加古川取材をお楽しみに~♪
以上、ご当地ライターのまっすんでした~!!
(現地取材日:2022年3月3日) ▼ 「加古川市」が紹介されている動画はこちらから!! ▼
《 下記のポイントは要チェック 》
1. まっすんの過去記事を要チェック!!
2. 権現の意味をしっかり理解すべし!!
3. 水管橋をウォーキング&サイクリングしてみるべし!!
4. 由緒正しい神様であることを肝に銘じて参拝すべし!!
5. 国生みの神様に感謝すべし!!
【増田兄弟・兄まっすん】 ※ 写真は30代前半!!(笑)