地元民が語る加古川ネタ知っとう?
立派な五輪塔がある「常光(禅)寺」を取材してまいりました!!
「常光禅寺」は、加古川市神野町神野に位置する「臨済宗の妙心寺派」のお寺になります。
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
【石碑】
ども、加古川ご当地ライターのまっすんです。
今回で、177記事目の掲載♪
「常光(禅)寺」の取材にいってまいりました!!
入り口の門の横の石碑に、このように書かれておりました。
「南室和尚入寂地観音霊場番外」
なんやら難解な漢字が羅列されていますね。解読したところ、「南室和尚」というお坊様が、こちらのお寺で亡くなられ、「播磨西国三十三ヶ所観音霊場」の34番目に追加された札所であるということのようです。
入寂(にゅうじゃく)とは、「僧が死ぬこと」を意味するそうです。
人生、死ぬまで勉強ですね。
【門】
石碑の意味を味わいながら、正門をくぐって行きたいと思います。
こちらのお寺の豆知識ですが、1336年(建武3年)に建立されましたが、以後、仏像、寺宝などを焼失したことがあるようで、先程ご紹介させていただいた「南室和尚」によって、再建されたそうです。
その後、復興に力を尽くし、禅堂、部家、食堂などの諸堂が建設され、三十名門外の雲水の修行道場となったとのことです。
播磨の歴史とすごくゆかりのあるお寺のようですね。
【坂】
門をくぐるとすぐに、まっすぐ伸びた坂がでてきます。
結構勾配があるので、お年寄りには良い運動になるかと思います。
さらに先に、もうひとつの門が見えますね。
【正門】
門に近づくと、左右に札がかかっておりました。
左の札は、こちらのお寺のものですが、右の札には、「花園教会」と書いてありました。
いろいろ調べてみましたが、そちらの札の意味はわからなかったので、また改めて取材しますね。
【本殿1】
2個めの門をくぐると、さっそく大きな本堂がでてきます。
右手にみえる建物ですね。
遠目にみても、屋根が大きく立派なお寺であることがわかります。
【本殿2】
本堂の前までいってみるとこんな感じでした。
写真を「広角」で撮影したので、ちょっと広がった感じで写っていますが、実際本堂の正面にたった体感は、こんな感じの迫力を肌で感じました♪
【神野小学校】
本堂を背にして、お寺の外に目をやると、学校がすぐ横にみえます。
こちらの学校は、調べたところ「神野小学校」だということです。
お寺が横にあると、なんとなく子供たちも守られている気になりますね。安心感がすごい。
【五輪塔1】
【五輪塔2】
五輪塔の看板に近づいてみてみると、このように書かれておりました。
↓
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五輪塔
この五輪塔は凝灰岩(竜山石)で無銘のため造られた年代はっきりしないが、おそらく南北朝時期に造られたものと思われる。
この塔は各輪四面にそれぞれ梵
字種子を刻んでおり、赤松義村の基ともいわれています。
全高 一七八センチ
水輪の径 六〇センチ
昭和六十一年三月
加古川市文化財保護協会
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赤松義村(あかまつ よしむら)は、兵庫の戦国史にでてくる人物のようです。
【樹木葬】
五輪塔の奥に墓地があり、散策していると、「樹木葬」ののぼりが立ってるいる場所がでてきました。
まっすん、樹木葬を知らなかったので、調べてみました。
樹木葬は、墓石の代わりに「樹木を墓標とする墓」のことで、樹木墓地、樹林墓地とも呼ばれているそうです。
死んで木に帰っていくことを望まれる方のための、お墓のようですね。
取材を通して、とても人生勉強になります。
次回の加古川取材をお楽しみに~♪
以上、ご当地ライターのまっすんでした~!!
(現地取材日:2022年1月10日) ▼ 「加古川市」が紹介されている動画はこちらから!! ▼
《 下記のポイントは要チェック 》
1. 兵庫の戦国史を勉強すべし!!
2. 南室和尚の入寂を偲ぶべし!!
3. 立派な本堂に圧倒されるべし!!
4. 五輪塔がある寺院を訪れるべし!
5. 樹木葬の勉強をすべし!!
【増田兄弟・兄まっすん】 ※ 写真は30代前半!!(笑)