地元民が語る加古川ネタ知っとう?
奇行に富んだ俳人瀧瓢水の筆塚がある「宝蔵寺」を取材してまいりました!!
「宝蔵寺」は、加古川市別府町本町にあるお寺になります。
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
【正面】
ども、加古川ご当地ライターのまっすんです。
今回で、165記事目の掲載♪
「宝蔵寺」の取材にいってまいりました!!
入り口の石碑には、旧字の「寶」で、お寺の名前が書いてありますね。
古風な感じがいい感じ!!
では、早速中をみてまいりましょう!!
【船着場】
【本堂】
早速、お寺の敷地内に入ると、本堂がどーん!!と出てきました。立派なつくりですね。
正面左には、親鸞聖人の像が鎮座しておりました。
ここのお寺、いくつか魅力的なポイントがありますので、ご紹介していきますね。
【石碑】
こちらの記事のタイトルにもしましたが、奇行に富んだ俳人瀧瓢水の筆塚があります。
こちら!!
「浜までは海女も蓑きる時雨かな」
海をテーマに詠った句のようですね。奇行に富んだというのが気になりますが、説明の看板が立っておりました。
【瀧瓢水】
早速みていきましょう!!
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俳人。叶屋新之丞有恒。富春斉、野橋斉、一鷹舎とも号し、剃髪して自得と称した。
俳画にも嗜みが深軸物も遺る。
加古川市の船問屋に生まれ、若くから俳諧を志し、播磨地方の雑俳の点(審査)も行っていた。
大阪の松木淡々の門に入り、小西来山、山口羅人などと、句集に名を連ねる。
別府の住吉神社には、瓢水が名付けた「手枕の松」もある。
俳諧に没頭し家業を怠り、蔵を売ったとき、「蔵売って日あたりの善き牡丹かな」と句を詠む。
姫路藩主酒井忠恭侯が訪れた際、話の途中でふいに、須磨まで月を眺めに旅立つなどの奇行で、知られている。
一方、亡き母の墓前で、孝行できなかったことを悔いて「さればとて石に布団も着せられず」と句を詠むなど、瓢水の句は、洒脱なだけでなく、人間味があふれていて、現在でも多くの人々に親しまれています。
宝暦一二年五月一七日(一七六二)、七九歳のとき大阪の旅先で没した。
墓所は大阪市天王寺区生玉町の持明院(生國魂神社東)
「浜までは海女も蓑きる時雨かな」 加古川市別府の宝蔵寺に句碑
「ほろほろと雨そう須磨の蚊遣かな」 加古川市鶴林寺に句碑
「本尊は釈迦か阿弥陀か紅葉かな」 神戸市須磨の禅昌寺に句碑
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天王寺にお墓があるとのことで、かなり影響力にあった俳人だったことがわかりますね。
【句碑】
【鳥居】
奥に進んでいくと、赤い鳥居が立っています。
奥に祠があって、真ん中に石の橋がかかっていて、池が見えますね。
少し近づいてみてみましょう!!
【池】
なんとも、風情がある池です。さっき、俳句の紹介をしたので、なんか、まっすんもお風な気持ちになっています。
最近、苔に興味があるので、緑色の池をみると、なんだかウキウキしちゃいます!!笑
【木】
このお寺事前調査では、
「奈良時代天平年間開基の寺院で、多木久米次郎が神戸オリーブ園から苗木を譲り受けた日本最古(明治19年)のオリーブの木が境内にあります。」
とのことでしたが、ちょっと、まっすん発見できませんでした。このような木は発見しましたが、次回取材の際の、宿題にしたいと思います。
次回の加古川取材をお楽しみに~♪
以上、ご当地ライターのまっすんでした~!!
(現地取材日:2021年8月16日)
▼ 「加古川市」が紹介されている動画はこちらから!! ▼
《 下記のポイントは要チェック 》
1. 前の船着場をみて癒されるべし!!
2. 入り口の石碑に歴史を感じるべし!!
3. 池を眺めて一句詠むべし!!
4. 俳人瀧瓢水の句に酔いしれるべし!!
5. 最古のオリーブの木を見つけるべし!!
【増田兄弟・兄まっすん】 ※ 写真は30代前半!!(笑)