こんにちは。

加古川市野口町の浜屋鍼灸院です。

今回の相談は、「アトピー性皮膚炎」です



【質問内容】


【アトピー性皮膚炎のご相談】


アトピー性皮膚炎について。

幼少期からアトピー性皮膚炎と診断されていました。

しかし症状自体はそれほど重たい物ではなく
保湿でニベアやワセリンを塗ればさほど酷いことにはなりませんでした。

しかし最近、コロナの影響でのストレスからか症状が一気に悪化しました。

特に肩から首への痒みがひどいです。

最近では痒すぎて夜中に何度も起きてしまう始末。

現在の対処として氷枕を首元に当てて寝る、
首を温めないように布団はお腹の辺りまでにしかかけないなどをしています。

少し改善はされたように思いますがそれでも起きてしまいます。

これでは余計に眠れないことがストレスとなって悪化することを心配しています。

このままでは改善するように思えないので皮膚科に行こうかと悩んでいるのですが、
そこではおそらくステロイドが出されると思います。

しかし自分なりに調べている中でステロイドは悪い物であるという情報を
目にすることが多く躊躇してしまいます。

食事なども気をつけてバランス良くとっているつもりなのですが、
なかなか改善しないので、やはり皮膚科に行くべきでしょうか？





【回答】


アトピーは程度が様々ですが、
なかなか治しにくいものだと、
基本的には考えていた方がいいです。

治まっている時期もあれば、
急に何かがきっかけで再発することもあります。

東洋医学的な分類では、
瘀血型・湿熱型・乾燥型・・・などに分けられますが、
これは東洋医学的診断に基づき決まります。



まずは、炎症を抑えるような処置をします。
当然、炎症を起こすような食事は控えるようにします。

特に、天ぷら類やラーメン、
お好み焼きなどの油の多い食事と、
砂糖類は控えるようにします。
（まずは、負担となるものを入れないことが大切）

食事療法もすぐに効果が現れるわけではありませんので、
根気よく続ける必要があります。



そして、どの臓腑を強化していく
必要があるのかによりツボが決まります。

基本的には、腎・脾・大腸・肺ですが、
ストレスなどで悪化する場合は、肝も関係してきます。



ステロイドについてですが、
辛くてどうしようもない時などは、その力を借りることも必要です。

ステロイドは使いたくないという気持ちも分かりますが、
要は使い方ですので罪悪感を持たずに、辛い時は頼ることも必要かと思います。



焦らず、長期的な視点で治療を続けていくことが大切になります。



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