地元民が語る加古川ネタ知っとう?
加古川市東神吉町にあるかつて神吉城があった常楽寺を取材してまいりました♪♪
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
階段
ども、加古川ご当地ライターのまっすんです。
今回は、「わがまち加古川60選」シリーズのひとつ「神吉の常楽寺」を取材してまいりました!!
すっかり季節は秋ですね!!
台風が毎週の様にきていますが、こうして雨の日が続くことで、秋が深まりやがて冬がやってくる。
「日本の四季」って素敵ですね♪♪
今回行った常楽寺ですが、インターネットで調べると複数でてきます。
加古川市には3箇所あるようですね。
今回は、元神吉城があった跡地に建てられた「常楽寺」にいってまいりました。
長い階段を上ると、大きな看板を備えた立派な佇まいの門が見えてきます。
正面門
正門も立派な門構え!!
門は寺の顔ですからね。
その横に立派な石のモニュメントが!!
常楽寺石碑
近づいてみると、立派な石碑の看板!!
石の立派な看板、門を見ただけで、お城があったんだろうなあという、想像がはたらきます。
ついつい、シャッターをきってしまいました。
わがまち加古川60選
境内を進むと、やはりありました。
「わがまち加古川60選」看板の登場!!
しかし加古川の名所にたくさん行きました!!笑
今回の看板にこんな説明文が。
----------- ここから -----------
浄土宗の寺院で、本尊は阿弥陀如来です。ここはもともと神吉城があったところです。本堂など4棟の建物が平成19年7月、国の登録文化財となっています。境内には、神吉城主だった神吉頼定のお墓があります。春のお花見の頃には、見事なしだれ桜が、参拝者の目を楽しませてくれます。
----------- ここまで -----------
「国の登録文化財」なんですね!!
一回焼け落ちたとのことなので、再建したのちに国の登録文化財になったようです。
すごい!!由緒正しいお寺ですね。
神吉神社説明
「わがまち加古川60選」の看板以外にも、こちらの木の立派な額のような看板にもこのような神社の説明がございました。
----------- ここから -----------
神吉神社は天正正問(一五七三ー一五九一)常楽寺の守護神として太宰府天満宮より勧請した菅原大神と、同寺の境内に鎖座したる豊受国紫神とを明治二十七年に神吉城跡の此の地に合遷座したるものである。同年 拝殿を造営、明治三十五年 菅原道真公千年祭に合わせ本殿外覆い及び幣般を造営したる。
その後、文門年間(一四六七一四六八)神吉城築城時に京都愛宕山から勧請したる御歳神、又、神吉城の守護神であった大年神、天正年間廃寺になった法福寺に鎮座せし金山彦神、嘉永年間(一八四八一八五三)三河の国から分霊した池鯉鮒明神、更に嘉永元年(一八四八)淡路島より勧請したる市杵島姫神、これら神吉村に古より鎮座 したる神々を大正五年に合記、現在、七柱の神々をご祭神とする神社である。学問・知恵の神、農常の神開運の神として神吉町内の人々や崇敬者からの信仰が篤い。
平成二十五年十月吉日 神吉町内会
----------- ここまで -----------
町としてのストーリーをこのような形で残していくことは本当に大事ですね!!
薬師堂
こちらが、本堂にあわせて、国の登録文化財となっている「薬師堂」ですね。
そして次に紹介する・・・
登録有形文化財
こちらも国の登録有形文化財。
これは柱に貼ってありましたが、鐘の櫓の建物の柱になります。
「本堂、薬師堂、鐘」の3つが国の登録文化財に登録されているようですね。
鬼瓦
本堂の横に迫力のあるものが並べてありました!!
なんと、「鬼瓦のオンパレード!!」
「なんでこんなに鬼瓦があるのかな?」と思いましたが、以前取材したお寺にもあった建て替えの時の鬼瓦かもしれませんね。
しかし、写真からも伝わるかと思いますが、立派な瓦です。
こんな近くで鬼瓦を見たことはないので、大迫力!!
賽銭箱
この日は実は、まっすんの4歳になる娘と取材に行っていたのですが、こちらが本堂の正面。
賽銭箱に朝一ちゃりーん!!
「今日も楽しい1日が過ごせますように♪♪」
公園
お寺の一角に、なんと公園があるんですね!!
シーソー、鉄棒などなど。
娘はこれを見ておおはしゃぎ!!笑
シーソー
早朝からお寺の一角の公園で、シーソーを親子で楽しみました!!笑
なかなかない経験ですよね!?笑
石仏
こちらの石仏がとても貴重なものとのこと。
左横にたっている看板を見てみると・・・
石仏説明
----------- ここから -----------
(石仏)
この石仏は、石棺材を利用して造られたもので、
他の石仏のようにただ仏像を彫刻しただけではなく、
台の石棺材全体に手を加えていて、こうした変形のものとしては、
市内で唯一のものです。
銘がわかりませんので、いつ造られたのかはっきりしませんが、
室町時代以前のものに間違いないでしょう。
高さ 81センチ
巾 62センチ
厚さ 29センチ
像高 35センチ
昭和58年3月 加古川市教育委員会
----------- ここまで -----------
「石棺材全体に手を加えていて、こうした変形のものとしては、市内で唯一のもの」とのこと。
なるほど、仏さんだけを石で作ったのではなく、石棺全体から形作っているところが貴重みたいですね。
こういう情報はなかなか教科書にも載っていないですね。
これだけでも取材にいった甲斐があります。
火の見櫓
敷地内には、昔懐かしい、火の見櫓がたっています。
今の子供は知らないでしょうね。
「火事になったらカンカンって鳴らす鐘の塔」ですね!!
こういうことを次の世代に伝えることも大事です。
春のお花見の頃には、見事なしだれ桜が、参拝者の目を楽しませてくれるそうなので、次は、ぜひ春に行ってみたいお寺です♪♪
次回のまっすんの突撃取材お楽しみに!!
次はあなたの町かも!?
(現地取材日;2017年8月14日)
▼ 「神吉の常楽寺」の紹介動画はこちらから!! ▼
《 下記のポイントは要チェック 》
・ わがまち加古川60選
・ 住宅街からお寺を探しだすべし!
・ しだれ桜の時期にいくべし!
・ 加古川市のある3つ常楽寺を制覇するべし!
・ 城跡の雰囲気を味わうべし!
【 所在地 】 東神吉町神吉1413
【 アクセス 】 神姫バス「神吉」下車すぐ
【加古川ご当地ライター まっすん(増田兄弟)のプロフィール】加古川に生まれ、学生時代はずっと加古川で過ごし大学は東大阪の近畿大学でしたが、加古川から通っておりましたので約20年ぐらい加古川で生まれ育ちました。
その後、大阪・神戸で仕事しておりましたが、2012年から加古川市の委託事業として、加古川駅前に「起業支援型シェアオフィス」の立ち上げに関わり、現在も加古川で働いております。
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