地元民が語る加古川ネタ知っとう?
加古川の松風こみちにある別府鉄道跡を散策してまいりました♪♪
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
わがまち加古川60選
ども、加古川ご当地ライターのまっすんです。
今回は、「わがまち加古川60選」シリーズのひとつ「松風こみち」を取材してまいりました!!
「松風こみち」は、昔の鉄道跡を道にしたもので、鶴林寺の近くから、別府の方までのびています。
どちらの方向でも利用することは可能ですが、鶴林寺側の入り口に、「わがまち加古川60選」の看板が立っておりました。説明は次の通り。
----------- ここから -----------
別府鉄道の跡地で全長は約3kmです。
市の木「黒松」と市の花「つつじ」で彩られた歩行者・自転車の専用道です。
加古川市の官庁街から閑静な住宅街を経て臨海部へ続いています。
道の途中に4ヵ所の休憩所が設けられており、近くに鶴林寺・聖陵山古墳・多本浜洋館・手枕の松などがあります。
100m毎に距離標があり、やすらぎのある道になっています。
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なるほど、歩きだけでなく、自転車の走行もおっけいとのこと!
3キロなので、ウォーキングにはちょうどよい距離ですね。
加古川市の花は、「つつじ」は知っていましたが、木は「黒松」なんですね!勉強になります♪
松風こみち(鶴林寺側)
鶴林寺側からスタートすると入り口付近から別府の方を向いて、こんな感じの道が3キロ続いています。
基本的に下は、ブロックで舗装され、とても歩きやすい感じになっていますね!!
両サイドには、木が植わっているところもあり、歩いていて気持ちがいいです。
基本的にずっと直線の道が続きます。
自転車でも割と安全な感じですね。
銅像
入り口付近左手に、「子供群像」という銅像が立っていますが、特に説明の看板とかありませんでしたが、「松風こみち」入り口の目印にはなりますね!!
浜手の歴史散歩
銅像の逆、道の右手には、「浜手の歴史散歩」の地図が載っておりました。
地図で見ると、「松風こみち」の北を流れる別府川に沿ってたくさんの観光スポットがあることがわかりますね。
加古川もまだまだ魅力的なスポットがたくさんありますね。
あとで、ご紹介する「松風こみち」沿いにもたくさんスポットがあるので、散歩しながら立ち寄って楽しめますね♪♪
松風こみち案内
そのとなりに、「松風こみち案内」の看板もあります。
こちらにそのスポット紹介が書いています。
史跡名所は次の6箇所!!
「鶴林寺」
「円長寺古墳」
「黒松林」
「日本最古のオリーブ」
「手枕の松」
「あかがね御殿」
休憩所も6箇所あります!!
「安田休憩所」
「長砂休憩所」
「坂井休憩所」
「別府休憩所」
「円長寺広場」
「中別府児童公園」
年配の方でも、休憩しながら行けるので安心ですね♪
ベンチ
こんな感じの休憩所がいくつか道にあります。
何人かかけれるので、グループでウォーキングしていても安心ですね!!
お弁当をもっていってここで食べるのも楽しそう♪♪
別府鉄道概略
看板をよく見ると、別府鉄道の説明が次の通り書いておりました。
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別府鉄道株式会社は、大正10年8月に野口・別府港間3.6kmを旅客輸送を主目的として創業し利用されてきましたが、大きな社会経済の変化によって昭和59年1月31日に惜しまれながら廃止されました。
松風こみちは、この別府鉄道跡地を市民に親しまれるアメニティ空間をもった歩行者(自転車)専用道として整備したものです。
(事業の概要)
松風こみちは、加古川市中心市街地の官庁街から臨海部の副都心に連絡する歩行者(自転車)専用道です。
近年の急速な都市化と、モータリゼーションの進展によって、緑のある歩行者空間と、うるおいとやすらぎのある生活空間を確保するために、沿道及び周辺の環境との調和を図りながら、また市内に点在する公園、史跡を結ぶグリーンのネットワークとして建設しました。
----------- ここまで -----------
なるほど。
どうやらまっすんが7歳ぐらいの時に、別府鉄道は廃線になったみたいですね。
記憶にあまりないですが、この記事の最下部に置いている動画の中に、その当時の風景が紹介されています。
旅客用に動いていたそうです。
先日、またこの別府鉄道を復活させようというような内容のクラウドファンディングのプロジェクトが立ち上がっていましたね。
また走るところ一度見てみたいですね!!
キハ2号
松風こみちに接している円長寺公園には、昭和59年(1984)に廃止となった別府鉄道で活躍したキハ2号が保存されています。
この気動車は、別府港駅野口駅(約3.6km)を往復し、沿線の市民から親しみを込めて「レカー」と呼ばれていたそうです!
「気動車」ってあまり耳慣れませんが、ググると、こんな説明が書いていました。
↓
気動車(きどうしゃ)とはエンジンを搭載した列車の車両のことで、人員・荷物もしくは貨物を積載する空間を有し、運転に必要な動力源として内燃機関や蒸気機関などの熱機関を搭載して自走する鉄道車両である。
キハ2号性能表示
横の看板にも書かれていましたが、この「気動車」っていうのは、希少価値が高いとのこと。
全体は、ブルーシートがかぶっていたので、見えませんでしたがデザインが確かに柵がついていたり、また電車とは違う仕様ですね。
昔の映像の中ででてくるレカーとは少し色が違っていたので、近年塗り替えられたのかもしれませんね!!
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昭和六年七月 日本車輌製。
三岐鉄道が客貨分離運転するため、日本車輌から購入した五のガソリン動車の後身である。
昭和三十九年十月二十四日、三岐鉄道から別府鉄道が譲り受ける荷台は、行商人の携帯する鮮魚・野菜・自転車を置くためのものであり、現存する機会式気動車としては、全国的に希少価値がある。
----------- ここまで -----------
キハ2号正面
これがキハ2号の正面!!
かっこいい!!!
なんか強そう!!笑
横に信号機が残されているのがイカしますね!!
電車好きの鉄ちゃんには、たまらないはず。
素人のまっすんでもわかります。
キハ2号お知らせ
車両後方には、当時のお知らせの看板が、そのまま残っておりました。
----------- ここから -----------
各位
昭和59年1月31日(火)で
当社線の運輸営業を廃止させていただくことになりました。
長い間御利用、御愛顧いただき誠に有り難う御座いました。
心から厚く御礼申し上げます。
昭和59年1月25日 別府鉄道株式会社
----------- ここまで -----------
松風こみち(道中)
円長寺公園を後にし、別府方面へ歩いていると、所々、交差している部分などを見かけます。
踏み切りがあったことがわかりますね。
まっすんは見つけられませんでしたが、線路の目印になるようなシンボルも所々残っているそうなので、探しながら歩くのもひとつの楽しみになりますね♪
距離表示
100m置きに、このようなメーター表示が地面に埋め込まれています。
これは別府側のゴール付近なので、2900m表示ですね。
約3キロこんな感じで目印がずっと道についているので目安になりますね。
道標
先ほど、紹介した観光スポットが道沿いにいくつかあり、このように道標が立っています。
ちょっと寄り道して、↓の方向にいってみるのも楽しみ方のひとつですね!!何度も散歩がいろんなパターンで楽しめそう。
また健康のために歩いてみようと思ったまっすんでした!!
また次回の取材をお楽しみに♪
(現地取材日;2017年9月15日)
《 下記のポイントは要チェック 》
・ わがまち加古川60選
・ 約3キロの遊歩道を歩くべし!!
・ 別府鉄道の名残を感じながら通るべし!!
・ 円長寺公園にある「キハ2号」を見るべし!!
・ 道中の「聖陵山古墳」「多木浜洋館」「手枕の松」に立ち寄るべし!!
【 所在地 】 野口町~別府町
【 アクセス 】 かこバス「北在家東口」、山陽電車「別府駅」
【加古川ご当地ライター まっすん(増田兄弟)のプロフィール】加古川に生まれ、学生時代はずっと加古川で過ごし大学は東大阪の近畿大学でしたが、加古川から通っておりましたので約20年ぐらい加古川で生まれ育ちました。
その後、大阪・神戸で仕事しておりましたが、2012年から加古川市の委託事業として、加古川駅前に「起業支援型シェアオフィス」の立ち上げに関わり、現在も加古川で働いております。
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