地元民が語る加古川ネタ知っとう?
夕日に染まる加古川大堰に見学&取材に行ってまいりました♪♪
【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
加古川大堰記念公園
ども、加古川ご当地ライターのまっすんです。
今回も、「わがまち加古川60選」シリーズのひとつ「加古川大堰」に取材に行ってまいりました!!
加古川市といえば、加古川でしょ!!
よく市外の人に言われるのが、加古川っていう地名は知ってるけど、「加古川っていう川、ほんまにあるん?」とかいう質問をたまにされます。
あるよって答えるんですが、実際に取材にいって、証明しようということで、今回行ってまいりました。
加古川もとても長い川なので、スポットとしては、「加古川大堰」周辺を取材してまいりました♪
一級河川「加古川」は流域面積1,730平方キロメートル、幹川流路延長96kmの県下最大の川で、11市3町をうるおしている大きな川です。
大堰は長さ422.5mで、加古川の左岸八幡町から右岸上荘町に渡っています。かなりの工事が9年にわたって行われたことを考えると本当に人の力ってすごいなあと思いますよね~!!
大きくこの大堰を作った目的は2つあるらしく、もともと固定堰しかなかったので、昔はよく川が氾濫していたとのことです。
加古川といえば、穏やかな川っていう印象ですけどね。
固定堰っていうのは、要は堰が上下しないタイプなので、よく大水の時に、水が溢れ出していたということですね。
ところが、この加古川大堰ができてから、堰が可動式になったので川の水位にあわせて、堰が開いたり閉まったりする仕組みになっているということですね。
つまり、川の洪水を防ぐ意味合いと、水量を調整して水の需要を調整する2つの目的があり作られたってことですね。
費用は莫大にかかったのは容易に想像できますね!!
この堰のおかげで、加古川の水が市民や企業に行き届き続けているということを思うと、本当に先人はすごいですね!!
大堰上流の水面を利用して、レガッタの大会など各種行事が行われているとのこと。
レガッタって、ボートみたいなやつですね。取材にいった時は一隻もみなかったです。
南側には「大堰記念公園」があったので、ちょっと覗いてみました♪♪
公園内部
大きな公園の名前が書かれた石のプレートを横目に、まっすぐいくと、大きな公園の広場のような場所にでます。
ベンチとテーブルが置かれているので、ちょっとここでくつろぐこともできますね!!
案内看板
公園の傍には、「加古川大堰案内」と書かれた大きな看板があります。
長い文章が書かれていますが、加古川自体は、一級河川のとても大きな川で20市町村弱を潤している川だって書いてます。
すごいですね。車ではしっていても、分岐した加古川をよくみますが、とても大事な役割をしていることが、歴史的にもわかりますね。
ここに気になっていた工事金額がかかれているのを見つけちゃいましたが、なんと、400億円!!
大きすぎて、イメージまったくわきません。笑
とにかく、膨大な時間とお金を費やした工事で、今の加古川があるってことは間違いないですね。
温故知新
看板と別に、黒い石碑が立っているのも、公園を歩いていると見かけます。
このように石碑には書かれています。
----------- ここから -----------
温故知新
加古川の流れは永遠である。
五ケ井・新井・上部井の三土地改良区における地域農業の展開は、旱魃と洪水との闘いの歴史であり、古くからこの母なる加古川の恵みを、五ケ井堰・上部井堰から用水路を通じて、受益し、水田灌漑を基調として営まれてきた。
これらの井堰及び用水路は、人間の循環器系における心臓と大動脈に対比されるべき重要な役割を果たしてきたが、近年、加古川下流域における水需要の逼迫と治水の安全確保に対処するため五ケ井堰と上部井堰の用水合口が実現し加古川大堰が完成した。
私達は、このような世紀の加古川大堰建設の偉業に接した今日、長年にわたり井堰及び用水路を維持管理してきた先人達の不屈の努力を忘れてはならない。
このことを記念碑に刻印して、後世に送ることは、私達の責務である。
----------- ここまで -----------
この力強い文章からも、いかに大変な工事だったのかが伝わってきます!!
大堰から、加古川の内部へ届ける用水の工事も同時に行われたってことも書かれています。
後ほど、そのあたりご紹介しますね。
「流れ」モニュメント
公園の中心に、とても大きな石のモニュメントを発見することができます。
前にはっているプレートを見ると、タイトルは「流れ」!!
まさに、加古川の流れをイメージして作られたものってことでしょうね。
いやあ、力強い作品です。
新井用水「水のめぐみ」
それで、先ほど少しお話した、用水の話が別の看板に書かれておりました!!
----------- ここから -----------
・ 新井用水「水のめぐみ」
新井(しんゆ)用水は加古川市八幡町からの加古川大堰から播磨町古宮の大池まで農地へ水を送る約14kmの水路です。
新井用水の歴史は古く、1656年播磨町古宮の大庄屋今里傳兵衛が中心となって計画され、のべ16万4千の人の努力により開通しました。
途中には河川を渡るサイホンや岩盤を削った水路などがあり、当時としては高度な土木技術が使われています。
また、全線を通じて水路の高低差がほとんどなく曲がりなどを巧みに利用して水を通しています。
開通後350年以上の長きにわたり、何度も改修を重ねながら、現在でも地域の農業用水の要として豊かな水のめぐみを与え続けています。
また、新井用水は、ホタルやカワセミなど加古川のめぐみを町並みに送る貴重な自然空間です。
新井用水を上流から下流から歩けば約半日、季節毎ゆっくりめぐれば350年の水のめぐみを体験できるうるおい空間です。
(新井用水に親しむ会・新井水利組合連合会 平成21年5月)
----------- ここまで -----------
この用水はすごいですね!!
まず読み方が、新しい井戸の井で、「しんゆ」。まずここからですが、地図を見る限り、加古川大堰から播磨町まで伸びる用水みたいですね。
長い!!
これは、本当に大工事ですね。
加古川大堰周辺史跡案内図
「加古川大堰周辺史跡案内図」っていうマップを見つけましたが、こちらは、かなり色あせていたので、あんまりよくわかりませんでしたが、大堰の位置関係はよくわかりました!!
加古川大堰(魚ペイント)
大堰にある、この魚のイラストがかかれた堰がとても特徴的ですね。
魚というと、実は、加古川はとても多くの魚がとれることで有名なんですね。
加古川のあなごは有名ですが、河口付近では、なんとうなぎがとれるとのこと。
そして、上流では、水が綺麗なところでしか生息できないアユまでいるとのことです。
加古川は豊かな川ですね♪♪
魚の通り道「魚道」
大堰には、加古川生き物と共存するために、の魚の通り道「魚道」が作られてます。
これは魚が堰の上下を行き来できるように設置された「魚道」と呼ばれるもので、春から初夏にかけて、稚アユが遡上する姿を見ることができるそうです。
その時期にまた来てみたいなあ♪
加古川夕日
今回の取材にいった時刻が夕刻だったので、綺麗な最高の夕日がみれました♪♪
なんか学生の頃を思い出しますね。甘酸っぱい思い出が♪笑
まっすんにも、そんな時があったんよね!!笑
昔の武勇伝はまた別の取材記事で小ネタだしていきますね。笑
ぜひ、加古川に夕方足を運んでみてください。
幻想的な風景を見ることができますよ!!
では、また!!
まっすんがお届けました!!
(現地取材日;2017年5月10日)
《 下記のポイントは要チェック 》
・ わがまち加古川60選
・ 夕日があたる大堰を見るべし♪
・ 魚の通り道「魚道」を見よう!
・ すぐ横にある公園も覗くべし!!
・ 魚ペイントの堰は見所♪♪
【 所在地 】 八幡町中西西条875-1
【 アクセス 】 神姫バス「新神野4丁目」下車徒歩約10分
【加古川ご当地ライター まっすんのプロフィール】
加古川に生まれ、学生時代はずっと加古川で過ごし大学は東大阪の近畿大学でしたが、加古川から通っておりましたので約20年ぐらい加古川で生まれ育ちました。
その後、大阪・神戸で仕事しておりましたが、4年前から加古川駅前に「起業支援型レンタルオフィス」の立ち上げに関わり、現在も加古川で働いております。
▼ 加古川駅前の起業支援シェアオフィスはこちら!!
http://www.erinserve.com/kakogawa/