地元暮らしをちょっぴり楽しくするようなオリジナル情報なら、加古川の地域情報サイト「まいぷれ」!
文字サイズ文字を小さくする文字を大きくする

加古川の地域情報サイト「まいぷれ」加古川市

地元民が語る加古川ネタ知っとう?

加古川市の平木橋を取材してまいりました♪♪

歴史を語る煉瓦造りのアーチ橋

【地元民が語る加古川ネタ知っとう?】は、加古川の地元民だからこそ知るスポットやイベントの情報を突撃取材し、加古川の魅力をバシバシ播州弁で発信していくコーナーです。
今回は、大好評の「わがまち加古川60選」シリーズの「平木橋」に取材に行ってまいりました!!


東播磨南北道路北側のため池にある御影石と赤レンガを組みわせたレトロなアーチ型の橋です。

平木橋は人などが通る橋ではなく水路橋です。

橋の上部を水が通っています。

神戸市北区から稲美町まで続く淡河川と山田川から農業用水を引く疎水事業のひとつとして大正4年9月に作られました。


江戸時代にできた溝をまたぐ形で作られた橋です。

この橋は、全長26m。幅1.2m。水路の幅は60cmです。

橋の中央にある名盤には、「平木橋 大正四年九月架之」とあります。
英語表記された名盤
英語表記された名盤
【 歴史を語る煉瓦造りのアーチ橋 】

平木橋は、石とレンガのコントラストが大変美しい橋です。

側面の石板には「HIRAKI AQUEDUCT BUILD SEPT 1915」と英字で刻まれており、近代土木遺産として歴史的な価値が高いことから、加古川市指定文化財となっています。

英語表記された銘板は非常に珍しいです。

平木橋は、疎水の末端にあったので、徐々に流れが悪くなり昭和24年ごろから利用されなくなりました。

もともと1km東の雑木林の中に位置していたので、その存在を知っている人は地元でもわずかでした。

長い間放置されておりましたが、東播磨南北道路の建設によりここ前の池に移転保存されました。
平木橋(名盤)
平木橋(名盤)
平木橋は、大正初期の土木技術を知る貴重な資料ということで、地元の人の強い要望により移設されました。

工事はコンクリートの基礎に橋を乗せる形で構築されました。

痛んでいたレンガは、日本毛織株式会社の旧加古川工場に使われていたレンガで再利用しました。

平木橋は、近代土木遺産として歴史的価値が高いことから平成22年3月加古川市指定文化財になりました。
水路橋
水路橋
南北の橋には、芝生を植え込んだ築山があります。

水が豊富な時期には、橋の両側の築山が水面に映る橋とシンメトリーになりとても綺麗です。

ポンプアップした水が岩づたいに流れる様子も見られます。
石碑
石碑
平木橋の築山の根元には、石碑が建っております。

2000という数字は、読み取れるのですが、おそらく何かの記念の石碑かと思います。
前ノ池
前ノ池
7月ごろには、池の蓮の美しい姿が見られます。

夕暮れ時には、夕日に染まる平木橋も見ることができます。

夕日が沈むと、橋はライトアップされ、幻想的な光景が生まれます。

次は、蓮の時期と、日中ではなく夕方の時刻に見に行きたいと思います。
若宮神社鳥居
若宮神社鳥居
ここからは、おまけ情報になりますが、平木橋のすぐ東どなりには、若宮神社があります。石畳も整備され、遠目にもとても綺麗な神社です。

若宮神社
若宮神社
1歩、鳥居を踏み入れると、右手には、手を清めるところと、横には石碑が!!

近寄ってみてみると、

「若宮神社 移転 新築記念碑」と書いてあります。

平木橋と同様、こちらの若宮神社も移転してきたようですね♪
若宮神社境内
若宮神社境内
一番奥の本殿と、狛犬もおそらく新しく新調されたのか、とても綺麗でした。

平木橋を見に行かれた際には、となりの若宮神社にお参りされてはいかがでしょうか!?
▼ 「平木橋」の紹介動画はこちらから!! ▼
《 下記のポイントは要チェック 》

・ 英語の名盤を要チェック!!

・ わがまち加古川60選!!

 
・ 築山の小さい滝に癒されるべし!

・ 蓮の時期に行くべし!!

・ 夕方の水面に映る橋と、ライトアップが幻想的!!
【 所在地 】    加古川町野口町水足

【 アクセス 】   神姫バス「水足東口」下車すぐ
【加古川ご当地ライター まっすんのプロフィール】

加古川に生まれ、学生時代はずっと加古川で過ごし大学は東大阪の近畿大学でしたが、加古川から通っておりましたので約20年ぐらい加古川で生まれ育ちました。
その後、大阪・神戸で仕事しておりましたが、4年前から加古川駅前に「起業支援型レンタルオフィス」の立ち上げに関わり、現在も加古川で働いております。

▼ 加古川駅前の起業支援シェアオフィスはこちら!!
http://www.erinserve.com/kakogawa/